ヨーロッパの特徴について -地理的特徴を中心に-
・ヨーロッパの特徴について
※ヨーロッパとは・・ユーラシア大陸の西端にあり、ウラル山脈から大西洋までの範囲を指す
・ヨーロッパには、以下のような特徴がある
・アルプスなどがある中央部の山脈より北側の地域は、平坦な丘陵地と平野がある
・大河が多く、重要な水路として使われている
・大西洋に面している地方は、冬に暖かく、夏に涼しいという特徴がある
→さらに、太陽の光が少ないものの、湿潤かつ温暖な気候がある
=そのため、豊かな森林と穀物の栽培に適した土壌がある
・東に行くほど、大陸性気候(乾燥して寒冷な気候)になる
→ヨーロッパの東側は、ロシアの大森林地帯と中央アジアのステップというところにつながる
・一方で、中央部の山脈よりも南側にある地中海の沿岸部は、山が多くて大河が無い
→そのため、地中海沿岸は地中海性気候(夏が暑くて乾燥する気候)になる
=つまり、ヨーロッパの自然は、北東部ほど寒冷で乾燥する
→この気候のおかげで、東から西へ、北から南へ、大規模な人間の移動が何度も起きた
※先史時代から続いている民族の移動と、様々な文化の混合は、
ヨーロッパ史の特徴と言える
・中世ヨーロッパ史は、言語的にはインド=ヨーロッパ語族の西方系言語を
話す人々が中心となる
→この言語に当てはまる人達は、以下のような人達になる
・南欧・・ギリシア人、イタリア人、ローマ人
・西欧・・ケルト人、ゲルマン人
・東欧・・スラヴ人 など
※上のような人達以外には、ウラル語系、アルタイ語系などの人々の活躍が重要だとされる
→この言語に当てはまる人に、マジャール人、フィン人、フン人などがいる
ポイント
・ヨーロッパの地理的な部分を中心に特徴をおさえる
このあたりが今回のポイントです