ルネサンスについて
ルネサンスについて考えてみます
・ルネサンスについて
・中世末期の西ヨーロッパでは都市が発展した
→ここから、中世の文化を引き継ぎつつ、人間性の自由や解放を求め、
個人の個性をしようとする文化運動が出てきた
=この運動のことをルネサンス(「再生」の意味)
※ルネサンスは、14~16世紀にわたってヨーロッパ各地にひろまっていった
・中世はカトリック教会の権威が中心の文化だった
→ルネサンスでは、現世に生きる楽しみ、理性、感情の活動がより重視された
=この活動を支えたのが、ヒューマニズム(人文主義)の考え方だった
※人文主義の立場を取る知識人(ヒューマニスト)は、
ギリシアやローマの古典文化を深く研究した
→この研究によって、人間らしい生き方を追求しようとした
※フィレンツェのマキァヴェリという人は「君主論」を書いて、政治を宗教、道徳から
切り離すという近代的な政治観を提唱した
・ルネサンスは、以下のようなところで展開していった
→・地中海貿易の盛んなイタリア
・南北ヨーロッパ商業の中継地として毛織物工業が成長したネーデルラント など
※しかし、結果的には他の国にも広がっていった
・ルネサンスの学者や芸術家は、都市に住む教養人だった
※その多くは、権力者の保護のもとで活動していた
→例として、以下のようなルネサンスの保護と活動がある
・イタリア・・・フィレンツェの金融財閥メディチ家やミラノ公、ローマ教皇など
・イギリス、フランス、スペイン・・・国王の保護のもとに文化が栄えた
=ルネサンスは、以上のような流れと特徴があったため、貴族的性格をおびていた
→そのため、既存の政治、教会、社会体制を正面から批判する力にはならなかった
ポイント
・ルネサンスの概要と、ルネサンスの流れについておさえる
このあたりが今回のポイントです