アメリカの独立について① -独立前の北アメリカ植民地-
アメリカの独立について、独立前の北アメリカ植民地の様子について考えてみます
・独立前の北アメリカ植民地の様子について
・北アメリカ東部にイギリスが持っていた13の植民地は、
信仰の自由を求めて移住したピューリタンなどのキリスト教徒や、
貿易・開拓の利益を求めて渡来した人々によって開かれた
→そのため、1619年にヴァージニアに最初の植民地議会が設けられるなど、
自治的な組織体制を発展させていた
※当時は、早い段階で大学の設立や新聞の発行が行なわれ、
豊かな市民層が成長していった
・北アメリカ北部では、自営農民による農業や、商工業が発達した
・北アメリカ南部では、黒人奴隷を使用し、タバコやお米などを栽培する
大農園(プランテーション)が盛んだった
・イギリス本国は、重商主義政策によって植民地の商工業の発展をおさえようとした
※特に、七年戦争が終わった後は、財政難から脱出するために植民地の支配を強化した
→すると、植民地人の不満は高まり、1765年の印紙法に対しては、
「代表なくして課税なし」という主張が唱えられた
→また、1773年の茶法に対して怒りがあった住民は、
ボストン茶会事件を引き起こした
※植民地の不満は反抗運動として、どんどん盛んになっていった
=上のような動きに対して、イギリス側はボストン港を閉鎖するなど、
強硬な態度を取った
※代表なくして課税なし
→植民地は本国の議会に代表を送っていないから、本国の政府は
植民地に課税する権利を持たないという法理論のこと
※ボストン茶会事件
→茶をアメリカに免税で輸出する特権をイギリス政府が東インド会社に認めたことを
植民地自治の侵害と感じた市民が、東インド会社の船を襲い、
積み荷の茶を海に投げ捨てた事件のこと
ポイント
・独立前の北アメリカ植民地の様子についておさえる
このあたりが今回のポイントです