工業国としてのアメリカの誕生について
工業国という視点からのアメリカを考えてみます
・工業国としてのアメリカの誕生について
・南北戦争後にアメリカで、石炭、石油、鉄鋼などを基本とする工業がめざましく発展した
=天然資源に恵まれたアメリカは、19世紀の終わりにイギリスやドイツをしのぐ
世界一の工業国になった
・アメリカの世界一の工業国化によって、以下のようなことが起きた
→・独占企業が成長した
・労働運動や農民運動が高まってきた
※アメリカの繁栄とともに、資本家による産業独占の弊害も進んだため、
様々な労働組合組織が作られた
→1886年には、アメリカ労働総同盟(AFL)が作られた
・移民がアメリカの工業発展を支える上で重要な役割を果たした
※しかし、移民の多くは東欧や西欧系の新しい移民やアジア系移民かつ低賃金の
不熟練労働者だった
→この動きは、後の移民制限問題のきっかけとなる社会問題も起こった
・当時のアメリカの対外関係については、以下のようなことが起きていた
→・カリフォルニアを獲得してから、太平洋への関心が高まった
・1854年にペリー提督という人によって日米和親条約が結ばれた
=この時に、鎖国政策を採用していた日本が開国をした
・南北戦争中に、ナポレオン3世がメキシコの内乱に関わってきた
→南北戦争後、アメリカはフランスに抗議を続け、ナポレオン3世の干渉は
失敗に終わった
・アメリカは、1867年にロシアからアラスカを買収した
ポイント
・アメリカの工業国化の動きと海外との関係についておさえる
このあたりが今回のポイントです