帝国主義時代のアメリカについて
帝国主義時代のアメリカについて考えてみます
・アメリカについて
・アメリカの工業力は、19世紀の終わりまでに、世界のトップになるまでに発展した
・国内でフロンティアが消滅するにつれて、海外への進出を目指す帝国主義政策を
求める声が出てきた
→共和党のマッキンリー大統領は、1898年にアメリカ=スペイン戦争(米西戦争)に
勝利して、カリブ海や太平洋のスペイン領植民地を獲得したことで、
海外進出の足場を築いた
・1899年に、当時の国務長官のジョン=ヘイという人が、
中国での門戸開放の原則の承認を各国に要求した
→この動きによって、アメリカの中国市場への進出をはかった
・マッキンリー大統領を受け継いだ共和党のセオドア=ローズヴェルト大統領という人が、
以下のようなことを行った
→・国内で1890年に反トラスト法という法律を作って、
大企業が市場を支配することを阻止した
・革新主義の流れに沿った改革を行っていった
・海外で、中米諸国に何度か武力干渉を行った(これを棍棒外交という)
・パナマ運河の建設を始めた
=セオドア=ローズヴェルトは、積極的なカリブ海政策を推進していった
・1913年に、ウィルソンという人が、民主党から大統領になった
→ウィルソンは、以下のようなことを行った
・「新しい自由」を掲げて、反トラスト法を強化することで大企業の行き過ぎをやめさせた
・関税引き下げや労働者保護立法などを行った
→ウィルソンは、国民の中層や下層に有利な改革を行っていった
→ウィルソンは、外国については以下のようなことを行った
・中米諸国への帝国主義政策が、武力干渉から「ドル外交」に代わっていた
※ドル外交・・経済力による浸透を重視する外交のこと
・「宣教師外交」を推進していった
※宣教師外交・・アメリカ民主主義の道義的な優位を提唱して、
アメリカの指導力を認めさせる外交のこと
・1914年にパナマ運河が完成した
→アメリカは、パナマ運河の管理権を握って、パナマ運河の地域で
トップの地位に立った
ポイント
・帝国主義時代のアメリカについておさえる
このあたりが今回のポイントです