動機づけ
動機づけの定義
・ある目標に向かって引き起こされる行動とその維持に関する一連の過程のこと
※行動は、誘因と欲求が存在することで成立する
※「りんごがある」という誘因があったとしても、「りんごを食べたい」という欲求が無ければ、行動は生まれない
動機づけの種類・・動機づけは2種類ある
・外発的動機づけ・・報酬やある目標などに向かって生まれる動機づけのこと
・内発的動機づけ・・自分の関心などで生まれる動機づけのこと
欲求について
・欲求には、2種類ある
→・一次的欲求・・性欲、食欲、睡眠欲など
・二次的欲求・・達成、承認、好奇心など
・欲求に関する用語
・ホメオスタシス・・生理的バランスを恒常的に維持する自動的な調節機能のこと
→ホメオスタシスのバランスが崩れると、バランスの回復のために欲求が生まれる
※パールズという人は、ホメオスタシスが精神的な現象の中にもあることを明確にした
・欲求不満(フラストレーション)・・欲求が満たされない状態のこと
動機づけと欲求に関する理論について
・マズローの欲求5段階説
・マズローの欲求階層説の5段階
①生理的欲求― 食欲や性欲、休息などを欲しがること
②安全の欲求―危険や災害などから逃れたいと思うこと
③所属と愛情の欲求―友達や恋人、家族などが欲しいと思うこと
④承認の欲求―他人に自分を認められたいと思うこと
⑤自己実現の欲求―自分に合っているであろうことを実際にやりたいと思うこと
※この欲求は、①の欲求を満たすと②を欲求し、②を満たすと③を欲求し、というように
段階を踏む。逆に、①の欲求を満たさないと、段階を踏めず、②は欲求しないと考えた
・達成動機・・ある高い目標を設定し、その目標に近づきたいという動機のこと
・接近動機づけ・・目標を達成するために成功へ近づこうとする動機づけ
・要求水準・・目標を達成するための到達水準をさし、目標達成に関する成功感や失敗感に影響する
・回避動機づけ・・失敗を避けようとする動機づけ