情報化社会の倫理について考える -現状・問題点・解決について-
事前に読むと理解が深まる記事
情報化社会の倫理について考えてみます
・情報化社会の現状
・商品の流通や販売に管理など、様々な分野の場面でコンピューターが導入された
=産業の情報化
・マスメディアなどのような、高い価値を持つ情報を扱う産業が生まれた
=情報の産業化
・マスメディアやインターネットの発達によって、日本を始め、
世界の出来事がすぐにわかるようになった
=生活の情報化
・情報化社会になった原因
→コンピュータやデジタルの技術が進歩したからだと言われている
※そもそも、情報化社会とは・・
→モノよりも何かしらの情報に価値があった時に、情報を重視する社会を情報化社会と言う
※昔は、テレビや新聞などのメディアは、社会の中で大きな役割を果たしてきた
→現在では、インターネットなどで、文字や音声などを組み合わせて、
情報を送る人と受け取る人が情報をインタラクティブ(対話的)に使えるような、
マルチメディアの環境が整いつつあると言われている
→以上のように、技術の進歩によって、大きなネットワークが現在進行形で作られ続けている
=このような状況は、一般的にIT革命と言われている
※IT革命によって、企業や消費者をネットワークでつないで、
世界中でインターネットを使った商取引を可能にした
例-インターネットで買い物をする、家でインターネットを使って情報を得る、
電子商取引(Eコマース)を行う、など
→中でも、企業間での電子商取引をBtoB
企業と消費者の電子商取引をBtoCと言う
※IT革命によって、ユビキタス社会(どこでもインターネットを使える環境のこと)が
考えられるようになった
・情報化社会の問題点について
→大きくは4パターンに分かれる
①-・一度どこかでコンピュータや回線に問題が起きると、被害が拡大し、
大きなレベルでのパニックが起きてしまう
・インターネットは匿名の部分が強く、インターネットによる犯罪や誹謗中傷、
ウソの情報が流れることなどがある
②-・パソコンが苦手な人達がいれば、パソコンとしか向き合えず、
人間関係が上手にできない人もいる
=パソコンが苦手か、パソコンだけの関係か、のように極端になってしまう可能性がある
・ヴァーチャル=リアリティ(仮想の現実)と現実が混ざり、
社会的に良くない行動を取ることがある
③-・デジタルの情報はコピーが簡単なので、不法なコピーが多く、
知的財産権をどのように保護するかが難しい
④-・管理社会化が進む可能性があり、自分たちが知らないところで、
プライバシーが侵害されるかもしれない
※管理社会・・国家などによって、人々の生活の様々な部分を管理される社会のこと
・情報化社会の問題点を解決していくために行うべきこと
・人々のプライバシーが侵害されることのないように、個人情報保護法を
しっかりすることが必要だと言われている
・管理社会を防ぐために、情報公開法を土台に、情報公開制度を
しっかりしなければいけないと言われている
※これと同時に、早い段階で国民の「知る権利」を誕生させることが重要だと言われている
・情報をむやみに信用したりしないように、人々が情報を見極めて判断することが
大切だと言われている
=このような能力を情報リテラシー(メディアリテラシー)という
・マスメディアのセンセーショナリズムを改めて考え直す必要がある
※センセーショナリズム・・犯罪やスキャンダルなどを、人々の感情を
あおるように報道すること
ポイント
・情報化社会の現状として、産業の情報化、情報の産業化、生活の情報化などがある
・最近では、マルチメディアの環境が整いつつあり、IT革命が進行している
・情報化社会の問題点として、4つがあり、それぞれを押さえる
・情報化社会の問題の解決策として、法律の整備やリテラシー能力の向上、
センセーショナリズムへの注意などがある